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コラーゲン注射とシリコン注射の違い

昔行われていたシリコン注射とコラーゲン注射を混同して、恐怖心を持つ人がいます。シリコンはケイ素という非金属原子から構成されている鉱物の一種です。シリコン注射は、かつて、豊胸や隆鼻を目的に注入されましたが、時間とともに変形してかたくなったり、皮膚がくずれて穴があき、潰瘍になったりという後遺症を起こすことがわかり、使用されなくなりました。シリコン注入のいまわしい過去が、美容外科は後遺症がこわいというイメージを強烈に印象づけることになりました。シリコン注入は美容外科の歴史に悲惨な暗い過去を刻みましたが、その失敗を二度と繰り返さないように、異物注入に医師が慎重な対応をするうえでは貴重な教訓となっています。現在、シリコンを注入用として使用することは、世界的にほとんど行われていません。

体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪がある

体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があります。皮下脂肪は全身の皮膚の下にある脂肪で、内臓脂肪は腸の周りにべったりとこびりついた脂肪を指します。一般的に皮下脂肪は女性に多く、内臓脂肪は男性に多いといわれていますが、女性も閉経期以降になると内臓脂肪がふえてきます。男性の場合は、30歳以降に内臓脂肪がふえてくるといえます。そして、生活習慣病の原因となるのが、この内臓脂肪なのです。内臓脂肪はとくに動脈硬化を引き起こすといわれ、注意が必要です。皮下脂肪をへらすことはもちろん大切ですが、おそろしいのは目に見えない内臓脂肪のほうなのです。内臓脂肪は皮下脂肪よりも先に落とすことができ、外見上それほど変化はなくても体重や体脂肪率には反映されます。皮下脂肪がなかなかへらないといってすぐにダイエットをあきらめるのではなく、見えない内臓脂肪が落ちているのだと思えば減量の大きな励みとなるでしょう。運動や食事制限をしたときに真っ先になくなってくれるのは内臓脂肪なのです。

トマトの赤い色をつくっている色素の効果

トマトの赤い色をつくっている色素だ。黄色やだいだい色のトマトにも含まれるが、赤い色のものほどリコピンの含有量は多くなる。このリコピンに、がんを予防する効果があるとわかったのはついさいきんのことだ。ほかのカロチノイド系の色素との違いは、体の中でビタミンAに変化しないことだ。さて、実験用のネズミに発癌物質を投与した後、水のみを与える一群と、抽出したリコピンと水を与える一群、同量のリコピンを含むトマトジュースを与える一群に分け経過を数か月観察した。すると、水のみを与えていたネズミは、半分以上の確率で発がんしたが、リコピンと水を与えていたネズミは三十%の発がん率、トマトジュースを与えていたものは二十%の発がん率にとどまったという。このネズミの投与量を体重換算で人間が摂取すべき量にすると、一日にトマトジュース約一缶分に相当する。生食用のトマトでも同じ効果は期待できるが、ピンク色のトマトなので、リコピンの含有量は少なくなる。